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植物図鑑0009(松下)

カタクリ【片栗】:ユリ科カタクリ属



早春の妖精(スプリング・エフェメラルSpring ephemeral)の代表種、カタクリの開花が始まりました。



林下に自生する植物で、地上に姿を現しているのは早春の約4週間、開花期間は約2週間と極めて短命な植物で、木々が芽吹くことには地上部は枯れて休眠に入ります。



片栗粉の名前の由来になる植物です。かつてはこのカタクリの鱗茎から得られたデンプンを片栗粉と言いましたが、現在の片栗粉は、ジャガイモなどのデンプンが原料です。



カタクリは、種子の発芽から花が咲くまで約8年の時間を要します。鱗茎が形成されるので平均寿命は約50年と長寿な植物であります。しかし、鱗茎が分球することがないので、中々増える植物ではありません。



東京都のレッドデータブックによると、絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。調布市にはカタクリの自生地が、中央高速道の下にカタクリの自生地が残っています。機会があれば是非訪れてみて下さい。 

                                【松下】
2018/03/31 16:43